脱毛施術時に痛みを感じる理由
一般的に医療脱毛で使われる脱毛レーザーは、毛の黒い色(メラニン色素)に反応させることで熱を発して毛根組織を破壊します。
この照射時の熱が毛根周辺の皮膚に伝わり痛みを感じさせるのです。
多くの脱毛クリニックでは、脱毛施術は回数を重ねるごとに照射出力を上げていきます。
初めての方や敏感肌の方などは低めの照射出力からスタートし、徐々に上げていくことで無理のない範囲の痛みで施術を行うことが可能です。
部位ごとの痛み
施術時に痛みを感じやすい部位には主に2つの特徴があります。
①太い毛が生えている部位
太い毛は脱毛レーザーが強く反応するため、痛みを感じやすくなります。
②皮膚が薄い部位
皮膚が薄い部位は、肌が敏感で痛みを感じやすく、骨に響くような痛みを感じることがあります。
以下はレジーナクリニックの基準で部位別に痛みの程度を5段階でまとめた表です。
前述の通り、照射部位の毛質や毛量などで痛みの感じ方には個人差があるため、どのくらい痛みを感じるのか心配な方は施術前のカウンセリングで相談すると良いでしょう。
部位 | 痛みの程度(5段階中) | コメント |
---|---|---|
VIO | Vライン:4 | 太い毛が生えているため痛みを感じやすい |
Iライン:4 | 中側・小陰唇は特に痛みを感じやすい | |
Oライン:4 | 肛門周辺は特に痛みを感じやすい | |
顔 | ひたい:3.5 | 皮膚が薄いため痛みを感じやすい |
ほほ:2.5 | 皮膚が薄いため痛みを感じることがある | |
鼻下:3.5 | 皮膚が薄く敏感な個所であるため痛みを感じやすい | |
あご:3.5 | 皮膚が薄く敏感な個所であるため痛みを感じやすい | |
あご下:2.5 | 皮膚が薄いため痛みを感じることがある | |
上半身 | 脇:3.5 | 太い毛が生えているため痛みを感じやすい |
ひじ上・ひじ下:3 | ひじ関節や手首など骨に近い部分は痛みを感じやすい | |
手の甲・指:3 | 指の毛はやや太い毛が生えているため痛みを感じやすい | |
胸:2 | 比較的痛みは少ないが肋骨周辺は痛みを感じることがある | |
お腹:2 | 比較的痛みは少ないが脇腹・腰骨周辺は痛みを感じることがある | |
背中:2 | 比較的痛みは少ないが背骨周辺は痛みを感じることがある | |
うなじ:3 | 生え際などは太い毛が生えているため痛みを感じやすい | |
下半身 | おしり:2.5 | 比較的痛みは少ないが尾てい骨周辺は痛みを感じる可能性がある |
腰:3 | 腰骨周辺は痛みを感じやすい | |
太もも:2.5 | 刺激に敏感な内側は痛みを感じやすい | |
両ひざ下:3 | 太い毛が生えているため痛みを感じやすい | |
足の甲と指:3 | 指の毛はやや太い毛が生えているため痛みを感じやすい |
レジーナクリニックの痛みを軽減するための対策
医療脱毛は痛みが伴います。そのため、レジーナクリニックでは施術時の痛みをできる限り軽減するために以下のことを行っています。
・冷却機能を備えた脱毛機を採用
・施術中にコミュニケーションを取って照射出力の調整を行う
・無料で麻酔クリームを処方
1.冷却機能を備えた脱毛機を採用
冷却機能を搭載している脱毛機を使って、肌を冷やしながら照射していきます。
レーザー照射時の痛みは、熱が周辺の皮膚に伝わることが原因であることから、冷やしながら施術を行うことで痛みを感じにくくすることができます。
また、施術後の肌の炎症などを抑えるという働きもあります。
2.施術中にコミュニケーションを取って照射出力の調整を行う
施術時は患者様とコミュニケーションを取りながら、レーザーを照射していきます。
初めての方は弱い出力から始め、痛みに慣れてきたら出力を上げていきます。
特に濃い太い毛が生えている部位は出力を下げ、部位ごとに細かく調整しながら施術を重ねていきます。
その他にも、コミュニケーションの中で施術中の痛みを軽減する方法があります。
例えば、話しながら施術をしていると気が紛れて痛みを感じにくくなる、という方もいれば、黙々と一定のペースで照射する方がストレスなく施術を受けられる、などのお声もあります。
できる限りご希望に沿いながら、患者様一人一人が痛みを軽減できるように対処しています。
3.無料で麻酔クリームの塗布が可能
レジーナクリニックでは、無料で麻酔クリームの塗布が可能です。
ただし麻酔クリームは、患部に塗ってから表面の皮膚より一段階深い真皮に届くまでに30分程度かかるため、施術時間の30分以上前にご来院いただく必要があります。
また効果には個人差があり、完全に痛みを感じないようにする麻酔ではありません。
麻酔クリームを利用したい場合は上記の理由から、施術前のカウンセリングで事前にご相談いただいております。
痛みを軽減するために自分でできること
当日の施術で痛みを軽減するために、以下2つのことに特に注意してください。
・日焼けに気をつける
日焼けをすると肌が軽い火傷状態となっているため、レーザーの熱で強く痛みを感じる可能性があります。
そのため、施術期間中は紫外線ケアを行うようにしましょう。
レジーナクリニックでは、元々肌の色が黒い方や日焼けした肌の方でも脱毛できる可能性のある蓄熱式脱毛機もご用意しています。
(札幌院、上野院、千葉院、静岡院、熊本院を除く)
ただし、日焼けしたばかりで皮膚が炎症を起こしている場合は施術ができませんのでご注意ください。
・生理前、生理中の施術は避ける
生理前や生理中は、ホルモンバランスの乱れが原因で肌が敏感になり、普段より施術時の痛みを感じやすくなることがあります。
そのため、事前に生理日を計算して予約するようにしましょう。
レジーナクリニックでは、VIO及び臀部以外の部位であれば生理中でも施術を行うことが可能です。VIOや臀部の場合は、経血を介した感染症のリスクがあることから施術を行えませんのでご注意ください。
まとめ
脱毛施術時の痛みは、脱毛する部位や各個人の肌の状態によって大きく異なります。
施術したい箇所がどれくらいの痛さなのか事前に知って、自分でできる痛みの軽減方法は行っておくようにしましょう。
その上で、どのような施術方法が自分に最適なのか、当日のカウンセリングで担当医師に相談するようにしましょう。
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